《マダムエドワルダ/madame edwarda 》

店の娘たちに客をあてがったあと
阿片煙草の紫煙の向こうで
マダムエドワルダは
通り過ぎていった時間を
しなびた指先でそっとでなぞる


華やかな遠い昔
酒と麻薬
肉欲と純愛
絶望と喜び

恐怖と死

彼女の上を
通り過ぎていった
数多くの愛人たち

みな、彼女を残して
レテの川を渡ってしまった

マダムエドワルダ

彼女の時計は
まだ

とまらない